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【番外編】EVと露出設定とRAW 
2010年01月28日 16:44

cargot 
ちょっと季節外れですが、あけましておめでとうございます☆
大分放置してしまっていましたので、久しぶりに更新を!!
第4回分がまだ未完了ですが、息抜きに(^^;

今回のテーマは「EVを知る」です。

キーワードは「EV・露出・ダイナミックレンジ・白とび黒つぶれ」でしょうか。

露出について、詳しく知りたいかたは第二回の講座をお読みくださいませ。↓
http://www.cosp.jp/community_topic.aspx?id=5859&ti=10823

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【EV値の概要】
EVとは・・・明るさを表す値です。値が大きいほど明るいことを意味します。ちなみに「Exposure Value」を略してEVと言います。EVの値と感覚的な明るさをまとめた表を作ってみました。




表には、それぞれのEV値で適正露出で撮影が出来る「設定の目安」を作ってみました。
絞りが2.8まで下げられないカメラをお持ちの方には使いにくい表ですいません(^^;
(ご要望があればお作りしますが、室内撮影をメインとされる方には絞り2.8以下で撮影出来るレンズを強くオススメします)

【ダイナミックレンジ】
ここで、ちょっと脱線して「ダイナミックレンジ」についてお話をさせていただきます。
「ダイナミックレンジ」はどれだけの明暗差に耐えられるか、を意味します。この範囲よりも下に外れたら真っ黒になります。「黒つぶれ」と言います。上にはずれたら真っ白になります「白とび」と言います。撮影時に「黒つぶれ」「白とび」となってしまった場所はどんなにレタッチをがんばっても、黒のまま、白のままになります。
そのため、露出の設定はこのダイナミックレンジを考慮して決めていく必要があります。

おそらく多くの方が使ってらっしゃる、デジタル一眼レフカメラ。これのダイナミックレンジはどれくらいでしょうか。EV値で言うと約8EVと思っていただいて良いようです。20万円以上のカメラは多少この値が大きくなることが期待できます。が、劇的ではありません。
参考までに、ポジフィルムは5EV、ネガフィルムは10EVとのことです。フィルムかめらよりもデジカメの方がダイナミックレンジの幅が狭いと良く言われますが、ネガフィルムと比べると2EV(2段と言います)分狭いことになります。

下に続く
 
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2010年01月28日 17:23

1: cargot 
デジカメで撮影出来る範囲(白飛びしない・黒つぶれしない)を8EVとした場合について考えていきます。

例えば、モデルが暗い室内にいたとしましょう。



EV6の場所ですね。カメラの設定をEV9(f2.8・1/60・ISO100)にすればEV13くらいまで大丈夫なので窓の外が太陽に薄く雲がかかっているような状態であれば、窓の外の風景もしっかりと写せることになります。(表右側のAを参照)

この考え方には落とし穴があります。この場合モデルは限りなく黒に近い状態で撮影されてしまいます。全体的な写真としてはかなりアンダー気味な暗い写真です。もちろんこれを意図した撮影であればまったく問題ありません。ロの人は窓から差し込む光が顔半分に当たるのでなんとか良い感じですが、イの人は限りなく真っ黒になるかもしれません。もしモデル主体の写真でモデルの表情を綺麗に撮りたいと思ったらカメラの設定をEV6に合わせなければいけません。その状態が表右側のBになります。すると窓の外は完全に白くなってしまうことが分かります。
窓の外が真っ白でよければそれでかまいませんが、もし窓の外の景色も残したいときはどうすればいいでしょうか。方法はいくつかあると思います。後日解決方法を書き込みますがもし自分だったらこうする、という方法をお持ちの方がいらっしゃいましたらコメントをお願いします☆

ちなみに、下の写真はイラストの条件に近い状態で撮影した二枚です。





同じ場所、ほぼ同じ時間に露出の設定だけ変えて撮影したものです。
白飛び、黒つぶれはおかまいなしで何もせずに撮影したものです。

EV値の表の右側、Cはまた別の状態を想定したものですが、快晴時にモデルを直射日光の当たる場所で撮影をしたら日陰はほとんど真っ黒になってしまいますよ、ということを知っていただくために作ってみました。

モデルと風景の間にどれくらいのEV差があるかが撮影においてはとても重要になってきます。この差がまったくなければ二次元的な写真、ありすぎるとアンバランスな写真と言えるかもしれません。ほどよい明暗差があって、バランスの良い写真を考えるとファインダーに収まっているすべての要素が5EV程度に収まっているのが理想的と言えるかもしれません。ただ、バランスの良い写真が優れた作品となるわけではないので難しいところですが・・・。

下におまけコラムを
2010年01月28日 17:42

2: cargot 
コラム・・・【デジカメのダイナミックレンジをなんとか拡大したい】

ネガフィルムにより近づこうとダイナミックレンジを拡大するのがデジカメ業界で数年前からちょっとブームになっているように思います。

キャノンには、「高輝度側階調優先」という設定と「オートライティングオプティマイザ」という設定があります。ニコンには「アクティブDライティング」という設定があります。ニコンは他にもなにかあるのかな?使用したことが無いので分かりません(^^;

それぞれ設定をONにすると、ダイナミックレンジが拡大されるような宣伝がされています。しかし、果たしてそうなのでしょうか。根本的なところでは何も変わっていないんじゃないかなー、と言うのが私の印象です。あくまでもJPEGへ書き出しを行う際のカメラ側の調整で行っている範囲なのでは、と思っています。誤解が多少あるかもしれません・・・・。しかし、私はこれらの機能は使いこなせないので切り捨てています。

普段撮影される形式がJPEGの方にとっては、かなり強力なツールになると思うので主に綺麗な空などとモデルを一緒に撮影したい場合などに使用してみてください☆撮影後のレタッチがかなり楽になると思います☆☆

RAWで撮影されている方は、現像時に調整すればいいだけのことじゃないかなと思っています。少しアンダー目で撮影をして、現像時に暗部の明るさを引き上げれば同じ効果な気がしています。
開発者の方々にこのあたりはお聞きしないとはっきりとしたことは分かりません。
2010年03月31日 03:18

3: sprite 
ひょっこりコメント
◆「窓の外が真っ白でよければそれでかまいませんが、もし窓の外の景色も残したいときはどうすればいいでしょうか。」

A)
EV9にして、日中シンクロ。室内にストロボ光。
撮影距離が近いとハイライトが立ってしまうので、バウンスかディフューズを工夫。
太陽光が強いのでレフだけでも かなり効果がありそう。

B)
人物撮影ではありえないとは思いますが、オートブラケットで露出を変えた素材を合成。
今ならHDR化でしょうか。
ソニーのコンデジがオートでこういったことができるみたいですね。

C)
RAWで持ち上げる。「オートライティングオプティマイザ」的な。
ダイナミックレンジの限界に挑戦。肌の綺麗なトーンは出ないと思います。

◆ちなみに自分的な日中シンクロ露出確定、撮影手順
F値をボケコントロールで変えたりすると、どんどん訳わかんなくなり、勉強が足りず、F値とSSとの関係が暗算できず、なので私は以下で対応
STEP1
希望F値にてAVモード中心部測光でのSS算出を元に微調整
余裕がある場合は露出計で測定
STEP2
空が綺麗に見える露出で固定。
STEP3
ストロボON。レフ板調整。
ストロボ一番弱レベルからじわじわ上げて調整します。

ダイナミックレンジの拡大は、CMOSにそういった機構があれば大歓迎ですが、画像処理エンジンレベルだとよっぽどレンジが広くないとあんまりうまみはないですねー。
しかし、DPP現像だとあまり調整項目が多くなく、ガンマカーブだけで同じ効果を作るのは大変だと思いますので、チェック1つで補正されるのはありがたい機能とは思います。
ただし、画一的な絵になる気がします。

といったところで如何でしょうか。
2010年09月27日 12:03

4: cargot 
>spriteさん

レスに半年・・・・すいません!!
コメントありがとうございました☆☆☆

お返事させていただきます♪

A ・・・日中シンクロはとても効果的な方法です☆  このときには二つの選択肢が出ます。一つは自然光と馴染むような光をつくること。もう一つはあえて馴染ませない方法です。馴染むようにするほうが技術的には難しくなりますがなるべく弱い光で最小限照らすように心がけます。そして光が全体に広がるよう心がけます。色んなものに光を反射させるイメージでしょうか。
馴染ませないようにするには、外よりも強めの光と異なる質感の光を不自然に当てると効果的です。こちらは技術的には簡単なのですぐに出来ると思います☆


B・・・オートブラケットは人物撮影でもしばしば行われます。条件が限られる場合がありますが、例えばカフェで座って雑誌を読んでいるシーンを撮影する時に、室内に合わせた写真を一枚と、窓から見える風景に合わせた写真を一枚撮影し、窓だけ合成という感じです。完全に逆光の場合でも使用するケースがあります☆ 下の写真はオートブラケットで撮影し、合成したものになります。




C・・・RAW持ち上げは技術的には一番簡単かもしれませんね!
       ただ、もっとも見せたい被写体だったりが一番画質が荒れてしまいます。そこをどうクリアするかが課題になってきます。コス写真のように肌をぼかすレタッチを前提としているような場合はとても良いかもしれません。



基本的なアプローチ方法は、spriteさんから出していただいた方法になります☆☆
あとはそれぞれの場面で色々と工夫して、どの方法が一番効果的かつスピーディに出来るかを判断できるよう経験を積んでいただければ問題ないかと!

細かいコツなどについては時間のあるときに解説したいと思います☆
2011年01月30日 21:47
5: ☆通行人 
右の壁が白だったら、右の壁に反射させるバウンスですかね。
何枚かは無駄にしないといけませんが背景を無視できるなら選択肢の一つじゃないでしょうか。

ちなみに、さらに4ヶ月経っていたりする
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