フォトテクニックデジタル2014年5月号表紙
4月19日に発売されたフォトテクニックデジタル(玄光社)最新5月号に「コスプレ写真のいま」の特集が組まれ、有名カメラマンやコスプレイヤーを起用したコスプレ撮影テクニックが紹介されている。プロ・アマチュアカメラマン向けに撮影テクニックを紹介するこの雑誌だが、近年進化し続けるコスプレ撮影の波を受けコスプレの特集化も今回で第2弾に及ぶ。
「どこから来たのかコスプレ写真。どこへゆくのかコスプレ写真。」と題して、コスプレ業界の第一線で活動するゲスト達によるコスプレ撮影の生の声を生かしたレクチャーやインタビューが紹介されている。P104〜P115の11ページに渡り、フォトグラファーのサイトウ零央氏(アーカイブID:175450)や満茶氏(アーカイブID:82515)、コスプレイヤーの五木あきら氏(アーカイブID:267638)や桃色れく氏(アーカイブID:7072)などをゲストに迎えてオムニバス形式でテクニックが紹介されている。
業界の撮影タイプを「本格派ロケーション撮影」「大人数囲み系撮影」「屋内順番待ち系イベント撮影」と大別し、ケースごとに模擬シチュエーションを用意してデモンストレーションを行っている。
サイトウ氏が担当したロケーション撮影テクニックでは、2013年コミックマーケットなどで頒布された写真集「東方幻想寫録」の中で駆使された、メイン作品である「東方Project」の世界幻想郷を再現すべく”地球上のロケ地をいかに異界化するか”にこだわった撮影技法が紹介されている。中級〜上級のカメラマン向けという印象で、普段は本人に直接聞き辛い多灯ライティングの方法も配置図などを用いて詳しく説明されているところが有難い。サイトウ氏の領域に達するには経験が必要だと思うが、すぐにでも自分達の撮影にも真似して生かせそうだ。
満茶氏が担当したイベント撮影テクニックでは、「コスホリック」主催の1人として活躍するノウハウを生かした”イベントでコスプレイヤーさんをきれいに撮る”ための心がけやテクニックが伝授されている。よく遭遇するシチュエーションである暗い会議室、日光が降り注ぐ野外の屋上など、実際のイベント会場を見立てたケースに合わせての撮影技法をレクチャーしてくれている。何かと制限の多い会場内でおすすめのレンズや設定、自然光の使い方などは、カメラマンだけではなく撮り合いが多いコスプレイヤーの皆さんも覚えておいて損はないテクニックだ。
インタビューのページではオタク文化発信サイト「Tokyo Otaku Mode」オフィスで行われた桃色れく氏との対談の様子が紹介されており、海外でのコスプレの評価が語られていて興味深い内容になっている。
撮影にこだわるカメラマン・コスプレイヤーにとって役立つ情報が盛りだくさんの内容の今回の特集。特にカメラ初心者〜中級者の人たちがつい見落としがちなポイントなどを丁寧に説明してくれていると感じたので、技術を向上させたい意欲的な方は是非雑誌に目を通してみて欲しい。
書籍概要 フォトテクニックデジタル2014年5月号 4月19日発売 価格:800円(税抜) A4変型 146ページ
フォトテクニックデジタル(玄光社)ホームページ 【http://www.genkosha.co.jp/pd/】
全国書店のカメラ雑誌コーナー他、以下のサイトからも購入できる GENKOSHA STORE 【http://store.genkosha.jp/?pid=73931730】 Amazon 【http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00JAKAIVM/ref=as_li_qf_sp_asin_il_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B00JAKAIVM&linkCode=as2&tag=genkomob-22】
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