鶴見区ホームページ・大阪ポップカルチャー 〜コスプレ初心者向けの講習会&コスプレ利用開放デー〜
5月24日土曜日、コスプレ撮影地として人気の大阪・鶴見緑地にてコスプレマナー向上のための講習会が開催された。
花博記念公園鶴見緑地は四季折々の草花と自然を満喫でき、花を撮ったり散歩をする人などが訪れ広く人々に愛されている都市公園。花博の名残の世界各地の建物や豊かな自然など美しいロケーションが集まっており、施設側もコスプレ撮影に対して寛容な姿勢を示していることから、コスプレイヤーからも大人気の撮影スポットとなっている。
近年コスプレイヤーが施設で苦情を受けるケースが増えており、この鶴見緑地も4年ほど前からコスプレイヤー利用が土日で100人に上るほどに増加したことから事務所に苦情が寄せられるようになった。トイレでの更衣や場所の占領、武器を持ち歩き誤解を受けるなど、一般利用客との間にすれ違いが生じている。こうした一般利用客とコスプレイヤーの溝を埋め、共存を目指す今回のマナー講習会のような催しは初の試みだ。
鶴見緑地ポップカルチャー実行委員会を立ち上げ、マナー向上を図る。委員会は鶴見区、公園管理事務局、大阪観光局で構成されており、自治体が携わった活動だ。講習会の講師にはポップカルチャーと地域の結びつきに積極的に取り組む宝塚大学造形芸術学部の神澤考宣助教授を迎え、集まったコスプレイヤーに約30分間コスプレをする際の公園利用マナーをレクチャーした。花や木を傷つけない、トイレやベンチを占領しないなどの基本的なマナーや、誤解を受けないように一般の方々に声をかけてみて、などというアドバイスもあった。
大阪府立花の文化園の配布資料には「肌の露出が激しい衣装は禁止」「軍服や警官など実在もしくはマネする制服を使用しない」」「他の利用者が不快に感じるものは使用しない」「コスプレイヤーを撮影するときは本人の許可を得てから行う」など、コスプレイベントなどで一般的に流通している基本的なルールとマナーが記されてる。講習会終了後は、初心者コスプレイヤーが先輩コスプレイヤーからメークの指導を受けるなど、コスプレイヤー同士のつながりを深める試みも実施された。
公共の施設を利用する際だけでなく、人が集まる場所を利用する際は”使わせてもらう”という意識を忘れず、譲り合いの気持ちを持ってコスプレに挑みたい。マナーを守って良い撮影スポットや施設を使用し続けていくには、こうした講習会などを通じコスプレに関わる人々全体への認識のネットワークを作っていくことが必要だと感じる。
鶴見区のお知らせより、大阪ポップカルチャー 〜コスプレ初心者向けの講習会&コスプレ利用開放デー〜 【http://www.city.osaka.lg.jp/tsurumi/page/0000262460.html】
花博記念公園鶴見緑地で撮影されたコスプレ写真は以下のURLからチェック! 【http://www.cosp.jp/photo_search.aspx?l=40&b=0&nt=4&n4=40】
記事:TANAKA
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