フィナーレの様子
10月26日、六本木ヒルズアリーナで、世界コスプレサミットin東京国際映画祭のメインステージが開催された。世界コスプレサミット2014に参加した22の国と地域から選ばれた44名のコスプレイヤーが再び日本に集結し、パフォーマンスやトークで東京国際映画祭を盛り上げた。
世界コスプレサミット(WCS)と東京国際映画祭(TIFF)がコラボし、初開催となった本イベントでは、44名の各国代表コスプレイヤーが六本木に集結。第27回東京国際映画祭で開催中の「庵野秀明の世界」にちなんで、庵野監督の関連作品のコスプレ衣装に身を包み、パフォーマンスやトークステージを披露した。メインMCをケン・マスイ、ゲストMCを人気イラストレーターの岸田メルが担当し、ステージの進行と解説を務めた。
各国代表コスプレイヤー達のクオリティはさすがに高く、庵野監督の代表作「新世紀エヴァンゲリオン」からは、造形技術を活かしたエヴァや使徒などの大掛かりなコスプレが目立った。80年〜90年代の代表作「トップをねらえ!」「ふしぎの海のナディア」など、通常のコスプレイベントではあまり見る事の出来ない"レア度"の高いキャラクターも多数登場し、庵野ファンの筆者を、なつかしさと嬉しさが入り混じったような気持ちにさせてくれた。 入場場面では、各国代表がステージから客席前に下りてきてポーズを取る度に、客席から大きな拍手が起こった。
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台湾代表、新世紀エヴァンゲリオンより、使徒サキエル/リン ハンさん、使徒サハクィエル(吉崎観音擬人化バージョン)/チャン チュンシャンさん |
パフォーマンスステージ ロシアを始め計7チームが、エキシビションとしてのパフォーマンスステージを披露した。世界コスプレサミット2014優勝国のロシアは「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」をブラッシュアップした形で披露した。
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世界コスプレサミット2014チャンピオンシップで優勝したロシア代表による「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」パフォーマンス |
インドネシア代表による「新世紀エヴァンゲリオン」パフォーマンスでは、新劇場版-破-の初号機VSゼルエル戦を再現したアクションを披露。ラストに使徒ゼルエルの中からレイが登場すると、客席が大きく沸きあがった。
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インドネシア代表による「新世紀エヴァンゲリオン」パフォーマンス。使徒ゼルエルの中からレイが登場すると、客席が大きく沸きあがった。 |
香港代表による「キューティーハニー」パフォーマンスでは、2人がキューティーハニーのテーマソングに合わせて、それぞれ婦警からチャイナ服、パンサークロー戦闘員からキューティーハニーへと早着替えを披露。文字通り「キュート」な2人のパフォーマンスに観客からは大きな拍手が起こった。
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香港代表による「キューティーハニー」パフォーマンス |
トークセッション パフォーマンスステージの合間に設けられたトークセッションタイムでは「庵野作品の中で好きな台詞」などをテーマに、コスプレイヤー達がトークセッションを行った。短い時間ながらも各国代表コスプレイヤー達は、通訳を交えつつ、庵野作品にかける思いを自分達の言葉で表現した。
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庵野監督関連作品レイヤーらによるトークセッションタイム。ネオ皇帝の座り方が非常に本物っぽい(笑)。 |
フィナーレ 最後は出場した各国コスプレイヤーらが総出で客席前を練り歩き、華やかにフィナーレを飾った。
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フィナーレの様子 |
全体で約1時間30分のステージだったが、パフォーマンスの間にトークステージを挟むなど、中だるみもなく"上手くまとまった感"があるステージだった。「トップをねらえ!」や「ふしぎの海のナディア」など、この日のために準備したであろう初出のパフォーマンスも多く、各国代表のこのイベントにかける意気込みの強さを感じ取る事が出来た。
今回のイベントは、世界レベルのコスプレパフォーマンスをすぐ間近で見る事が出来る大変貴重なイベントだった。来年以降の開催も是非期待したい。
世界コスプレサミットin東京国際映画祭 【http://www.worldcosplaysummit.jp/2014/wcs_tiff.html】
第27回東京国際映画祭 開催期間:2014年10/23(木)〜10/31(金) 会場:六本木ヒルズ(港区)、TOHOシネマズ日本橋(中央区)ほか 【http://www.tiff-jp.net】
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