『ポーズ集「刀男子」』(リブレ出版) http://www.amazon.co.jp/dp/4799725718
『刀剣乱舞』を筆頭に、最近なにかと話題の刀男子。コスプレイヤーの間でも大きなブームとなっていて、既にコスプレデビューを果たした方も多いのではないでしょうか。しかし、和装コスプレの作品やキャラクターにハマっていざコスプレしてみたら、思いのほか武器の扱いが難しくて苦戦した人もいると思います。コスプレイヤーズアーカイブに登録しているコスプレイヤーの皆さんはどうやって刀男子を極めていますか?今回は刀を扱うキャラクターでコスプレをするときを想定し、ポージングの研究方法を考えていきます!
原作のイラストやアニメをじっくり観察 まず、原作の研究は外せないポイント。『刀剣乱舞』を例えにすれば、おそらく誰もが基本イラストや、「重症」「真剣必殺」など公式ゲーム画面のキャプチャを取ったり、ネット上の画像資料を集め、イメージを膨らましたりポーズを考えたりしているはずです。
また、公式の設定集なども便利なアイテムです。今年の夏開催されるコミックマーケットC88での先行発売が発表された「刀剣乱舞絢爛図録(http://nitroplus.ecq.sc/np01204.html)」はとても便利で魅力的な資料ですね。購入を検討している人も多いのではないでしょうか。
 |
『刀剣乱舞絢爛図録』サイズ:A4 本文 204P 価格: ¥3,240 (税込) |
妄想力をフル活用 キャラクター同士の関係性からシチュエーションを膨らませるのもコスプレイヤーにとってはお馴染みのよくある方法。「こんな構図やポーズで撮りたい!」と仲間同士でアイディアを膨らませ、”寸劇”をしながら撮影をするのも楽しみの1つですよね。こんなとき、妄想力のある方が仲間内の中にいると、大活躍をしてくれるはずです。
ただし、刀男子は時代背景や設定がある程度絞られており、特殊なシチュエーションの中で妄想を繰り広げていく必要があります。例えば、武士は座って対面するとき、身体の右側に刀を置き、飾って置くときは刀の柄を左側に向けます。これは相手に敵意がないことを示すためで、右手で刀を素早く抜くことが出来ないようにするからです。こういった刀のマナーなんかを調べておくと、より一層コスプレに深みが出るかもしれませんね。
作品やキャラクターの文献でお勉強 動きやドラマ性のある瞬間を表現したいときには、原作に登場するポーズ以外の知識も役立ちます。そのキャラクターのモチーフになった時代の文献を読み漁ってみたり、映画やドラマを参考にしたりしてみると、ぐっと具体的な構図が浮かぶことがあります。作品によっては、当時行われていた刀の稽古風景や、刀が映りこんだ日常風景も描写されているので、小道具やロケーションのアイディアもさらに湧いてくるでしょう。
 |
シルエットで抜いても、こんな風にかっこよく決めたいよね。(某伊達政宗の愛刀さん風の語り口にて) |
とはいえ、たくさんアイディアを出してみても、いざ撮影してみると「それっぽくない」なんてこともしばしば……。合わせメンバーやカメラマンさんと一緒に知恵を出し合っても、撮影後に写真を見て「何かポーズがしっくりこない」、「そもそも柄の握り方を間違えていた」なんてことになったら頭を抱えてしまいます。基本的な刀の扱い方って、意外と難しいんですよね。
コスプレイヤーの中には、刀に魅せられて殺陣道場の門戸を開くようなガッツリタイプもいますが、足を踏み入れるにはハードルが高いし、金銭もかかる。そのうえ、合わせの前には衣装の準備にてんてこまいになり、時間を捻出するのも難しいのが本音。そこで、ここのところイラストレーターの審神者(とうらぶプレイヤー)を狙ったように発売されている刀剣ポーズ集などを参考にしてみてはいかがでしょうか。
→続いて、刀男子ポージングに役立つ参考資料をどしどし紹介!
|