グランプリ・しらほしなつみさん「Nee la Rose」
8月1日(土)、コスプレイヤーズアーカイブと世界コスプレサミットの共同企画「世界擬人化大賞」の表彰式がオアシス21特設ステージで開催された。
この企画は「もしも○○が人間だったら…」というサブタイトルを掲げ、テーマに沿ったオリジナル”擬人化”コスプレ作品を募集し、フォトコンテストを行うというもの。3回目の開催を迎えた2015年はテーマを「花言葉のある花・植物」と題し、作品を募集。オリジナルコスプレが得意な創作派コスプレイヤーの皆さんの技術と妄想力が詰まった作品が多数集まった。
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世界擬人化大賞2015表彰式 |
表彰式には、アーカイブメンバーと特別審査員による人気投票で上位入賞した3名が、オリジナル擬人化コスプレで登場した。グランプリは「白薔薇」をモチーフにしたしらほしなつみさんの「Nee la Rose」が受賞。初めての擬人化コスプレとは思えないハイクオリティな仕上がりの花びらをイメージしたウィッグや胸の飾りが見事。今回は”白薔薇の昼と夜”をイメージしたそうで、昼の光と夜の灯りをいたるところに仕込んだLEDで再現するこだわりを見せてくれた。
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グランプリ・しらほしなつみさん「Nee la Rose」 |
準グランプリは「枝豆」をモチーフにしたカタマリ+オレンジ王妃さんの「枝M.A」が受賞。「人間を作るのが擬人化なのだから、大切なのは中身の設定や人物像」ということで、キャラクターを作り上げるときに特に力を入れたそう。大人になる前に人間の身勝手な都合で食べられたり破棄されるのに、”必ず訪れる幸せ”なんて花言葉を抱いてしまった枝豆の心の声を表現した。
コスプレイヤーズアーカイブ賞には「蓮」をモチーフにした藤森蓮さんの「蓮如来」が選ばれた。普段からオリジナルの製作をしているという藤森さんは、守護神をモチーフとして、自身のコスネームと同じ”蓮”の花を擬人化。細部の造形にこだわり、花びらを1つ1つ切り出したり、冠や鎧はウレタンで模様を1つ1つデザインしてウレタンを掘り出して形にした。
今回受賞した3名の作品は以下の通り。
Nee la Rose(ネ・ラ・ローズ)/しらほしなつみさん(ID:184830)「白薔薇」 純潔は夢を見る。運命よ、いつか色づいてと。純潔は夢を見る。その身が枯れるとき生涯を誓う愛があると。 花言葉、白薔薇→純潔。枯れた白薔薇→生涯を誓う。 ウィッグ部分は毛束で薔薇を作りチューブトップはライオンボードで花びらのように見立てました。スカートは薔薇のように広がりを出したくて何層にも作り、幻想的なキャラクターにしたかったのでLEDを80灯縫い付けてあります。
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グランプリ・しらほしなつみさん「Nee la Rose」 |
枝M.A(エダミア)/カタマリ+オレンジ王妃さん(ID:20711)「枝豆」 枝M.A。枝豆(Edamame)の“me”(芽/目)を摘まれた隻眼の少年。小さな枝1本で世界に抗おうとするが…… 大人になったらそれは【大豆】。枝豆とは、大人になれないうちに命を落とします。 世界は人間のエゴで回っている。だけど、だから。今度枝豆を食べるときは「美味しかった」と言ってあげて。 それが、せめてもの幸せになると思うから。生まれた意味を、与えてあげて。
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準グランプリ・カタマリ+オレンジ王妃さん「枝M.A」 |
蓮如来(はすにょらい)/藤森蓮さん(ID:10989)「蓮」 蓮の化身であり守護神。花を咲かせて舞う姿、池を守護し戦う姿、仮面の有無で双方の役割を表現しました。 頭の蓮は花弁を一枚ずつ切り出し、金の冠や肩の鎧、錫杖や靴、装飾具など、ウレタン造形で製作しています。 蓮は泥水の中から生じ、清浄で美しい花を咲かせるため、【神聖】という花言葉を持つ事、そして蓮池と極楽浄土の繋がり、釈迦との関係性から、蓮如来と名付けました。
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コスプレイヤーズアーカイブ賞・藤森蓮さん「蓮如来」 |
世界擬人化大賞は来年も実施予定なので、我こそは!という擬人化コスプレ好きな皆さんは、ぜひ参加してほしい。
→まだまだ続く!WCS×アーカイブの特別企画
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