花粉症の人にとって辛い季節。
そろそろあの季節がやってきた……。やたらと鼻水が出てくる、目が痒い。花粉が飛び始め、症状のある人はすでにマスクが手放せない状態に。3月後半に差し掛かり、日本気象協会のホームページでは全国的に花粉が多い〜非常に多いという記録が連日発表されている。(http://www.tenki.jp/pollen/)
コスプレイヤーにとっても花粉は大敵だ。撮影中はメイクが崩れるので鼻をかめないし、むずむずしても触れない。また、花粉による乾燥で鼻回りが赤くなったりカサカサに乾燥してしまうことも。そして自作派コスプレイヤーとして困ってしまうのが、うつむいて作業していると、鼻が滝となり(!)作業が困難になること。市販の薬はよく効くのだが、あの身体中の水分が奪われるような独特の感覚が苦手で、あまり服用したくないのが本音。
コスプレイヤーには普通の花粉対策が通用しない! 一般的な花粉症の対策としては、マスクやメガネを使用する人が多いのではないだろうか。だがしかし、コスプレイヤーはキャラクターに扮して決めポーズを取り撮影にいそしむ者たち。コスプレしている最中は、せっかくばっちり決めたコスプレ姿を乱すマスクやメガネはなかなか身に着けることができない。筆者自身もこの季節のロケ撮影は辛く、一体どうしたらいいの?!と嘆いている1人だ。
そんな辛い花粉症の救世主として、ワセリンが効くと話題になっている。
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愛用者も多い有名なヴァセリン(ユニリーバジャパン) オリジナル ピュアスキンジェリー 286円/税込(http://goo.gl/VbgxsE) |
ワセリンは長年愛される保湿アイテム ワセリンはアメリカ生まれの保湿成分(鉱物油)で、石油精錬に従事していた人々の手がしっとりしていることに着目した化学者が精製に成功し商品化され、長年愛されている保湿剤。石油由来の成分だが、高い精製技術のおかげで副作用が極めて少なく安全に使用できる上に、しっかりとした保湿力が人気なのだ。
さっそく話題となっているワセリンの花粉対策方法をご紹介しよう。
鼻の中に塗ってフタをする 綿棒でワセリンを鼻の中に塗り、花粉の侵入を防ぐ方法。ワセリンはコーティングする効果があるので、鼻の粘膜を保護し花粉の侵入を防ぐバリアを張る。鼻に直接塗るタイプの製品はすでに存在するが、それ以上の効果がある!との声もあるので期待大。
鼻や目の周りに塗る 鼻や目の粘膜から侵入してくる花粉は、皮膚に付着していたり、跳ね返ってから粘膜に侵入してくるそうだ。粘膜の周りにワセリンを塗布しておけば花粉をキャッチしてくれて飛散や侵入を防ぐ効果がある。
炎症を抑える保湿効果 花粉症は乾燥の被害が大きくなることも。皮膚の炎症や鼻水による赤みを抑えるために、ワセリンで肌を保護するのは効果的だ。さらにワセリンは無臭・乳白色なので広い範囲に塗っても不快感が少なく目立たないのがうれしい。
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花粉症ではない人も、将来のために花粉対策をした方がいいかも。 |
筆者は鼻周りに薄く塗って過ごしてみたが、鼻回りのカサカサが抑えられたと感じた。乾燥が1番の悩みだったので大歓喜!さらなる効果については、花粉が本格的に飛散している日に試してみたいところ。看護師の友人に話を聞いてみたところ、「原理的には合っている」との回答が。花粉症は、粘膜に塗る系の処置が最も効果が高い、と話してくれた。
ワセリンは元々が油なので塗りすぎるとベタベタしてしまう。薄く広範囲に塗り広げるのがおすすめだ。また、数時間に1度塗り直すなど、こまめに塗るとさらなる効果が見込める。まれに鉱物油のアレルギー反応が出る人がいるので、肌に異常が発生した場合は使用を控えてほしい。
薬局で販売されており、安価で手軽に手に入るアイテムなので、花粉症に悩む人はぜひ1度試してみていただきたい。
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