8位「コスプレパフォーマンスがコスイベに浸透中」
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8位「コスプレパフォーマンスがコスイベに浸透中」 |
YOSHI:コスプレパフォーマンスがコスプレイベントに浸透してきているという話題ですね。 駄チワワ:以前はCCC(注:Cure Cosplay Collection)とかアニパフォとかありましたが、ここでは先駆者の乾さんに話を聞きたいですね。
乾:実はCCCは今年で10年目なんです。一番最初は汐留で20名の知り合いのコスプレイヤーさんでファッションショーをやったんです。その時の観客はゼロでした。 乾:その時の動画をYouTubeで公開したんですが、その影響か、翌年パシフィコ横浜で開催した時には参加者が九州から来てくれたり、お客さんもステージを見てくれるようになり、その1年で一気に状況が変わりましたね。 乾:その後、2013年から東京ゲームショウでCCN(Cosplay Collection Night)が始まって、徐々に裾野が広がっていったという流れになります。
Task:コスプレイヤーさんの意見も聞いてみたいですね。 合成甘味料:私は福島から来たんですが、私の地元、福島でも「街コス」という、交流半分・撮影半分のイベントがあるんですが、「街コス」でも3年前ぐらいから、ステージで歌ったり踊ったりする人を募集していますね。
駄チワワ:コスプレイヤーさんから見て「パフォーマンスはやってみたい」と思うものですか? 合成甘味料:出来るものならやってみたいですね。 YOSHI:やはり敷居の高さみたいなものは感じますか? 涙-RUI-:私の周りには世界コスプレサミットの日本代表の方もいるので、そういったレベルの高い人を観てしまうと敷居が高いと感じますね。(笑) (一同笑)
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涙-RUI-…秋葉の現役メイド @ruikey81 |
駄チワワ:それを考えると、乾さんがいきなりパフォーマンスではなくて、最初にファッションショーから始めたのは正しかったと思います。 乾:初めてアメリカでマスカレードを見た時に、これをそのまま日本に持ち帰っても無理だと思ったんですね。 日本で始めるならカラオケかファッションショーだと思いました。ただカラオケはJASRACの問題があるので、それでファッションショーにしたという経緯があります。
YOSHI:この1〜2年でコスプレパフォーマンスステージが一気に広がったという印象が強いですね。最近の街中イベントには大抵ステージが含まれていて、パフォーマンスに力を入れているコスプレイヤーさん達は日本全国を移動しているイメージがあります。 駄チワワ:Twitterに動画を貼りやすくなったのもあるのかも。 YOSHI:パフォーマンスレイヤーさんって、自分の出演するステージの宣伝を積極的に行ってくれるから、イベント主催者にとっては本当にありがたい存在なんですよね。 (一同納得)
YOSHI:今後もコスプレパフォーマンスは盛り上がっていくと思いますか? 乾:そうですね。大きくなっていくと思います。ただし規模が大きくなると同時に問題も大きくなりますね。例えば楽曲の問題。著作隣接権などがあります。 乾:今後、規模が大きくなって目立ってくると、どこかの時点で確実に問題視されると思いますので、その部分を皆さんがしっかりと認識して対応する必要があると思います。
YOSHI:コスプレ界隈って「みんながやってるからOK」みたいに感覚的に物事を判断している印象はありますよね。主体的に良い悪いを判断していないというか…。 乾:現状は「環境音」という解釈で、お目こぼしをもらっているに過ぎませんからね。 (一同驚き) 姫崎環奈:ずいぶん都合が良い解釈ですね(笑) (一同笑)
駄チワワ:そういえば、イオンで「コスパフォフェス」を主催している綾川ゆんまおさんが、「公式のショーが存在する作品は(ショッピングモールのような環境で開催するステージでは)扱わない」と仰っていました。 YOSHI:主催する側がある程度自制心を持って取り組まないと、何か問題が起こった際に「全部が駄目」になってしまいますので、そういった意味では主催側の自主規制は大事ですね。 YOSHI:その辺り、ゆんまおさんは慎重にやられているので安心できますね。そんな感じでキリの良いところで次に進みましょう。
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