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Tokina opera 50mmF1.4 FF
イベント: 世界コスプレサミット2023 DAY2
ローディサイト
2023年08月18日 19:32
コスサミ2023 交換レンズ 単焦点
表題の通りです。
コスサミ2023で撮影させていただいた写真が先日アップされ、
https://www.cosp.jp/view_photo.aspx?id=13008228&m=292974
さっそく多数のスターをいただきました。ありがとうございます。
この写真ではTokina opera 50mmF1.4 FFを使いましたが、今回はこのレンズについて。

【opera 50mmF1.4がデカくて重い理由】
簡単にいえば、光学系がレトロフォーカス型だから。
カールツアイスのotus(オータス:ミミズクの意)55mmF1.4の先端部分には、
[Apo-Distagon(アポ・ディスタゴン)55mmF1.4]
というツアイスネームが刻印されていますが、Distagonという名称自体がカールツアイス製のレトロフォーカス型レンズに付けられる名称。
レトロフォーカス型は逆望遠とも呼ばれ、焦点距離が短い広角レンズや超広角レンズに広く使われる光学系なので、
焦点距離を伸ばして50mmにする→レンズの構成枚数が多くなる
絞り開放F1.4を確保する→光学ガラス1枚あたりの直径が大きくなる
という二重の理由で、opera 50mmF1.4はデカくて重いレンズになるわけ。
従来のダブルガウス型の50mmF1.4は大半が300g以下なのに対し、 opera 50mmF1.4は910gとダブルガウス型の3倍以上の重さ。フィルター径も72mmと大きくなります。

【opera 50mmF1.4を選んだ理由】
ズバリいえば、ボケ描写がマトモで、いい意味で過去のオールドレンズの影響を受けたレンズだったから。レトロフォーカス型レンズはボケ描写のきれいなレンズを作るのが非常に難しく、ボケ描写が素直できれいな広角レンズや超広角レンズには滅多にありません。
シグマのArt50mmF1.4は解像力番長でボケが汚いことから選択肢にはありませんでした。

【ダブルガウス型50mmとの描写比較】
ダブルガウス型とレトロフォーカス型とで描写がどう変化するのか。
描写比較として使ったのは、

ダブルガウス型50mmF1.4の銘玉、CONTAX Planar50mmF1.4。


全長も重さも全然違うこの2本。
CONTAX Planar50mmF1.4が275gなのに対し、Tokina opera 50mmF1.4 FFは910g。
Planar50mmF1.4の3倍以上も重いopera 50mmF1.4はどんな写りをするのか、サクッと描写比較の結果をみてみましょう。
(写真はEOS6DMk2で撮影、絞り開放F1.4)
※上写真がOpera50mmF1.4、下写真がCONTAX Planar50mmF1.4

・歪曲収差



レトロフォーカス型50mmの最もわかりやすい利点が歪曲収差。
Opera50mmF1.4の歪曲収差は糸巻き型ですが、極めて良く補正されているのがわかります。
Planar50mmF1.4はタル型の歪曲収差がハッキリと現れています。
四隅が暗いのは周辺光量の低下によるもの。F2.8まで絞ればほぼ解消されます。

・玉ボケ



Opera50mmF1.4は点光源の玉ボケがきれいな〇を描いていて、中央から右に離れても形がほとんど崩れていません。
対してPlanar50mmF1.4は中央から離れるにつれて玉ボケの形が崩れていますが、これはダブルガウス型50mmF1.4の性質によるもの。

・場の空気感



日没直後の空が青くなる時間帯にあわせて撮影。どちらも写真中央の木にピントを合わせて撮影しました。解像度、奥行き感ではOpera50mmF1.4が優勢、その場の空気感を克明に映しこむ能力という点ではPlanar50mmF1.4が優勢か。
写真の右側にはレストランがありますが、レストランからジャズのBGMが聞こえてきそうな写真はどちらでしょうか?

【作例写真(EOS6DMk2で撮影、絞りの記載がない写真は絞り開放F1.4)】

岩盤からしみ出る水滴が水たまりに落ちる瞬間を撮ってみました。
絞り開放であるにもかかわらず、画面に奥行き感があるだけでなく水滴が落ちた波紋にも立体感や質感があり、水滴が細かく結像しているのはレトロフォーカス型の光学系の影響か。

結像部分に立体感があり、質感や陰影もうまく表現できています。

絞りF8。この滝は水源の水量が少なく、普段はポンプアップして水量を補っているのですが、この写真の撮影日は前日の夜に集中豪雨があったため滝の水量も十分。階段を塞ぐように伸びる奇形の藤、階段を覆いつつある苔…

先の比較写真とは別の日に日没直後の空が青くなる瞬間を狙って撮影したもの。微妙な陰影やグラデーションを克明に描く描写力。クセのないボケ描写も好ましい。

絞りF4、20秒露出。F4までしか絞っていないにもかかわらずこの透明感。

サッカー日本代表のオフィシャルバスを偶然見かけ、撮らせていただいた写真から。ボケ描写ばかり目がいくものの繊細な陰影表現。FIFAアンセム(サッカーの国際試合において選手入場時に流れていたアンセム。だが2019年を最後にスタジアムでFIFAアンセムは聞けなくなった)が脳内で流れてました。

色鮮やかなヒガンバナ。だいぶ近づいて撮りましたが絞り開放からこの鮮鋭度と立体感。ヒガンバナの英名はリコリス。2022年のTVアニメは「リコリス・リコイル」にハマったという人も多いのでは。
その場を空気感を映しこむかのような描写は、ツアイス製レンズの方向性と一致するのですが…!

名古屋のオーディオショウで撮影させていただいた、テクニクスSL-1200の特別限定モデル。トーンアーム全体に施された精巧な24金メッキの質感。

夜桜撮影だからこそ見逃したくない、日没直後の空が群青に染まる瞬間。夜桜の淡い桜色と鮮やかな蒼の対比。前ボケも後ボケも力みがなく自然体。ガウス型の50mmではこうはいかない…

2023年は岐阜まつりの宵宮が3年ぶりに開催されたので足を運びました。いつもと違うのはシダレザクラが満開だったこと(普段の年だと5分咲きで迎えることが多い)。背後の祭り屋台は大きくボカしました。

絞りF11、25秒露出。岐阜まつりの宵宮の日は伊奈波神社境内の照明が通常より多く点灯するのでそれを利用して撮影。リアリティに富んだ透明感と立体感はやはりレトロフォーカス型レンズの描写だと感じさせます。

絞りF1.6、1/25秒。谷汲山華厳寺「竹のぬくもりイルミネーション」で撮った写真から。竹あかりにうっすらと照らされた石仏の陰影描写に目がいく…

コスプレ撮影で使うと、絞り開放から鮮鋭度が高くボケ描写もマトモなので、ダブルガウス型のレンズでは苦しかった状況でも余裕をもって撮影できます。

ここで冒頭でとりあげた写真について余談。
背後の空が異様なのは、日没直前に通り雨が降ったため。
日没直前の空が青く染まる瞬間を狙った結果、非日常の雰囲気が濃い写真が撮れました。

正直いって、このレンズはコスプレ撮影の現場でもっと使われてもいいレンズだと思うのですが!

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